卵のやさしさは、「先人の知恵」にも生かされています。
卵は、昔から庭づくり用の有機肥料や、卵殻膜においては擦り傷部分に貼り、傷の治療として使用されていました。先人たちは、暮らしの身近にあった卵を、毎日の暮らしの中で、実にさまざまな用途において使用してきたのです。
さらに、卵殻の主成分である炭酸カルシウムは様々な食生活のシーンの中で使われてきました。身近なところではパンやビスケット、がんもどきなどの惣菜や粉末果汁、揚げ物の衣、肉などの加工品、味噌、レトルト食品にも炭酸カルシウムは使用されています。食品に使用されるということは、その安全性も折紙付。体へのやさしも実証済みです。更に、排出されていた卵殻をリユースすることで資源を循環させ、その貴重な資源を次代へと引き継いでいくのです。
